
zuenmeiです。おうち時間が長いと仕事してるか、長い時間を費やすのは主に、料理してるか、テレビ見てるかですよね。
私は、お船関係のテレビの中でも「BS朝日」の『
世界の船旅 』を気に入っています!そこでホーランドアメリカラインの「WSオーステルダム」が紹介されましたので、ご紹介いたします!
【MSオーステルダム】の概要

総トン数 | 82,305トン |
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デビュー・改装年 | 2003年 |
全長 | 285.29m |
全幅 | 32.24m |
乗客定員 | 1,916人 |
最大速度 | 22ノット |
オランダのホーランドアメリカラインで、東西南北を表す姉妹船4船のうちの一隻。オーステルダムは「東」を表し、ビスタシリーズの第二船です。
「ザイデルダム」と同型の船ですが、船内には大航海時代より買い集めた美術品などが展示され、よりモダンな雰囲気をかもし出しています。
私はホーランドアメリカラインの「ウエステルダム」を横浜港で見たことがあるのですが、やはりネイビーの船体はカッコいいですね!オーステルダムとはほとんど同じデザインの船です。
オーステルダムの雰囲気は?

オーステルダムはそれほどお値段が高くないにもかかわらず「プレミアム客船」となります。あのダイヤモンド・プリンセスもそうですね。
でもダイヤモンド・プリンセスがイギリス船でもアメリカ系の経営なのに対して、オーステルダムはもともとオランダでヨーロッパとアメリカを結ぶ定期船として創業しただけあって、ヨーロッパ系となります。
船内はカジュアル船ほど派手でノリノリという感じでもなく、リタイアした夫婦や静かに過ごしたい系の乗客も多く、落ち着いた雰囲気と言えます。アトリウムなどでも、あまりけばけばしくないですね。
また、他の乗客やクルーとの距離もほどほどにあるため、リラックス感を大事にしていると言えます。
クルーですが、フィリピン系クルーが多いかと思いきやインドネシア系クルーが多いようです。フィリピン系よりもはっちゃけておらず、ちょっとシャイなので可愛いところがあります。
以前プリンセスに乗ったときに、バリ島出身のクルーがおり、なんと日本語が上手でした。バリ島出身ならば、日本語ができる人が多いです。
インドネシア人クルーが多いのは、インドネシアがかつてはオランダ領だったことがあるのに由来しているのでしょうか?歴史を感じます。
6-7泊のクルーズもありますが、10日以上のクルーズが多い船で、世界の幅広いエリアに就航していますので、リピーターが多いということも言えます。
オーステルダムの気になるお値段

オーステルダムはカリブ海、ヨーロッパ、アフリカなど世界中でクルーズしていますが、日本の旅行会社で手配できて人気なのは、7~10日間の日程でアラスカ海をクルーズするルートです。
発着はアメリカのシアトルとなり、シアトルから北上して氷河などを見てまたシアトルに戻ってきます。途中、珍しい海の生物などに出会えるのが人気のクルーズです。
特にシャチやクジラ、ラッコ、アメリカのエンブレムについてるハクトウワシや日本のカラスと違って、ピュンピュンと泣くワタリガラスなどの生物
などが見えるのもレアです。
途中で船に乗ってきて踊りを見せてくれる
ハイダ族とクリンキット族 などの先住民族の文化も興味深いですね。
このクルーズに乗るなら、事前に先住民族の勉強をしておくと、ぐんと楽しめると思います。ちょうど北海道にもアイヌ民族がいますが、あれと同じような感覚です。
気になるお値段ですが、 アメリカのシアトルまで ビジネスクラスを利用して約42万円ですので、船代自体はそれほど高くない(12万円位)と思われます。
格安の航空券を別に買って船のみ手配するのも手ですね。ただ、空港から港までは自力で行くことになります。ざっと調べたところ、往復5.6万円台からあるようですね!(ハワイアン航空、デルタ航空、アメリカン航空など)
シアトル市内から港までのアクセスは?

空港から港までは車で30分位。タクシーでは25-40ドル(約2700-4200円)。バスもありますが、バス停から15分ほど歩くようですので、あまりおすすめはしません。
シアトルの港ですが、ホーランドアメリカラインは、 スミスコーブクルーズターミナル PIER 91を利用します。他にベルストリートクルーズターミナル PIER # 66 もありますので注意!
WSオーステルダムの客室

内側(15-18㎡)からデラックスベランダスィート(44-68㎡)と大きくわけて4種類の客室があります。

オーステルダムでは85%の客室が海に面しており、80%には専用バルコニーがついています。船内は忙しく、じっくり海を眺める暇もないと思いますが、どうせならバルコニー付きがおすすめです。
プリンセスなどではジュニアスイート客室以上でないとついていないですが、海側客室以上には「バスタブ」がついているのが特に日本人には嬉しいですね!
WSオーステルダムの レストラン

WSオーステルダムのレストランは、自分のメインレストランをはじめ、ビュッフェレストラン、有料でフランス海鮮料理のセル・ド・メール、芸術をテーマにしたギャラリー・バーと個性的な施設が目立ちます。

特に有料のセル・ド・メールでは、お皿だけで250ドルもするブルガリのお皿を使用するなど、豪華な食器も楽しめます。
また同じく有料で予約制の「ピナクル・グリル」では、30ドルのカバーチャージで、繊細で厳選された神戸牛やロブスターなどの素材を使ったコースを体験できます。
こちらもリーデルのワイングラス、ブルガリの皿など食器にもこだわっています。
長いクルーズだとフォーマル・デーのドレスアップ率も高く、男性だとタキシードやロングドレスを着ている人も多いようです。
しかし、1週間程度ではそれほどフォーマル率も高くないので、初心者の方にもおすすめです。
また、アフタヌーン・ティーも オランダの「ロイヤル・ダッチ・ハイ・ティー」、「インドネシアン・ティ&コーヒー」 と個性的です。
クルーズ中それぞれ1回ずつ位のものなので、見逃さないようにしたいところですね。
また「ダッチ・ディナー」の日には、オランダの伝統的なあの白い帽子をもらってそれを被るという楽しい演出もあります。
WSオーステルダムの エンターテインメント

WSオーステルダムの乗客は比較的年齢層が高いです。そのため、エアロビクス、ZUMBAというアクティブなプログラムはないようですが、ラインダンスや社交ダンスはやっているようです。
キュリナリー・アート・センター(The Culinary Arts Center) では、料理の作り方を学べるショーでゲストシェフの料理が伝授されます。
また、パソコンやデジカメ、テーブルセッティングなど、文化系のクラスが多いのも特徴です。
もちろん他の客船にあるカジノやショー、プール、ジム、スパなどもあります。
まとめ
2018年に横浜港でウエステルダムの入港を見守った時、一生懸命手を振ってくれて乗客のノリが異常によかったのが印象的でした。
それ以来、ネイビーの船体のホーランドアメリカラインの船は私のあこがれの客船となりました。
世界をクルーズするリピーターが多い船だからこそ、乗客もクルーズ慣れしていて、スマートなのではないでしょうか?ただ、ZUMBAがないというのがちょっと残念ですが・・・。
インドネシアンやオランダのハイ・ティーも気になります。
ホーランドアメリカラインのオーステルダムのクルーズ、ご検討してみられてはいかがでしょうか?