2018.8.2 さすが!デザイン大国イタリアの船!「MSCスプレンディダ」見学記

2018年8月2日、いつも「クルーズ客船見学」でお世話になっている「クルーズネットワーク」さんのおかげで、イタリア客船「MSCスプレンディダ」を見学することができました。

場所は横浜でも鶴見からバス20分という過酷な場所にある「大黒埠頭」。MSCスプレンディダ」っていったいどんな船なんでしょうか?ご紹介致します!

MSCスプレンディダを見に、電車とバスを乗り継いで

いつも見学のときにお世話になっているのがクルーズネットワーク」さんという会社。見学で3回ほどお世話になりながら、まだこの会社を通してクルーズにでかけたことはないのですが、いつかお世話になろうと思っています。

MSCスプレンディダ」が停泊している、横浜・大黒埠頭はJR鶴見駅から車で20分程度のところにあります。

マイカーを持っていれば楽勝ですが、筆者のようにバスを利用する人にとっては過酷な場所です。

まずは鶴見駅へ

まずはJR京浜東北線の「鶴見駅」へ。この駅なら筆者の住んでいるところから一直線上にあるので楽勝です。

問題はそこから。大黒埠頭周辺を巡回するバスに乗らなくてはいけません。バスは朝は結構本数があるのですが、日中になると1時間に2本程度になってしまいます。

集合は11時ですが少し早めに家を出たので、9時前にはもう鶴見駅のバス停についていました。6番バス停でしばし待ちます。

バスを降りたはいいけれど。。。

クルーズ,MSCスプレンディダ
そこには殺伐とした港湾の風景があるだけ。。

9時前にバスは鶴見駅を出発。約20分ほどバスで走り、「T4バース」のバス停に差し掛かりました。大黒埠頭には以前にも一度、来たことがあるのですが、時間が朝早かったため、タクシーで来ました。タクシーだとなんと片道2,800円程度もかかってしまうため、今回はバスにすることに。

バス停で下りるもどっちの方角に行ったらいいかわからず、看板や道往く人に聞きながら進んでいきました。時にはこんな草ボーボーでワイルドな道を通りながら・・・。とてもこれから豪華クルーズ船に乗ろうって人とは思えませんね。

 

クルーズ,MSCスプレンディダ
ワイルドな道なき道を通り。。。

それにしても日陰がほとんどなく、暑い!帽子に日傘を差してもまだ暑い状態。直射日光は容赦なく筆者の頭上に照りつけるのでした。こんなこともあろうかと持参した大きめの保冷剤が役に立ちました。

 

クルーズ,MSCスプレンディダ
T4バースよりちょっと手前の「大黒税関正門前」のほうが近かったです。

あとでわかったのですが、T4バースのちょっと手前、「大黒税関正門前」で降りたほうが距離的にも近かったことが判明。実際行ってみないとわからないですね。

「MSCスプレンディダ」が見えてきた!

クルーズ,MSCスプレンディダ
「MSCスプレンディダ」の姿が見えてきた!エキサイトする瞬間!

ワイルドな獣道を歩いていると、突如として視界がひらけ、マンションのような建物が!よく見ると「MSCスプレンディダ」でした。

2009年就航、総トン数137936トン、乗客、乗員をあわせて5,000名の収容人数を誇る「MSCスプレンディダ」。航行速度も23.3ノットと他の客船に比べて若干早いです。

ダイアモンド・プリンセスくらいの110,000トン級のクルーズ客船ならば、横浜港でも大さん橋に停泊できるのですが、この「MSCスプレンディダ」のように130,000トン級になると、レインボーブリッジがくぐれないため、大さん橋ではなく、レインボーブリッジの手前の大黒埠頭に停泊するようです。

近年、日本に寄港するクルーズ客船も大型化しているため、今後ますます大黒埠頭に行く機会も増えると思います。(ただし、来年あたりには新しい埠頭が大さん橋近くにオープンする予定になっているようですが)

レストランが5つ、プールが4つ、さらにハイドロマッサージプールが12、アウレア・スパという、ヨーロッパ一流のスパと大型クルーズ客船ならではの設備を備えています。その勇姿は圧巻!!

「MSCスプレンディダ」の乗船控室はなんと倉庫!

クルーズ,MSCスプレンディダ
大黒埠頭の待合室には冷房でななく、送風機があるだけ!

ようやくT4バースに到着。前回来たときには、その警備のものものしさにびっくりしたものですが、今回はさすがに見学者とあって、見学会のお知らせの紙を見せると、警備員さんの顔が緩み、なんなくゲートの中に招き入れてくれました。

ゲートにたどり着くまでが一苦労!

しかし、ゲートにたどり着くまでにも一悶着ありました。見学会のことを知らない人もいて、ゲートを二箇所、行ったり来たり。

通常モードの状態ならほんの数十メートルのことなので楽勝なのですが、なんせ灼熱の炎天下状態。10メートル歩くのも辛い状態だったので少しエネルギーを消費してしまいました。

それでもなんとか、ゲートの中に入ることができましたが、こんどは集合場所を見つけなくてはいけません。地図で見ると船のとっとそばの小屋を差しているようなのですが、係員さんはそんなところで待つのではないといいます。

結局、これから乗船する乗客も使っている、倉庫を改造した待合所で待つことに。ここは倉庫を区切って下船客とこれから乗船する客を区別しているようです。

パーテーションで区切られた先には、下船客の姿が見えました。

すでにこれから乗船する外国人客の姿も見えます。エアコンはないので送風機が設置されています。大さん橋のような、インターナショナルな雰囲気はまるでありません。

サハリンの簡易トイレを思い出す!

また、待合室から一歩出るとなんと簡易トイレがズラッと並んでいました。おそらく大型クルーズ船が大黒埠頭に停泊するようになって、急ごしらえで作ったのでしょう。

クルーズ,MSCスプレンディダ
サハリン・コルサコフでトラウマになった簡易トイレが!

 

簡易トイレというと、ダイアモンド・プリンセスで行ったサハリン・コルサコフの煙突の外れた「目にくる」簡易トイレが思い出され、印象は悪かったのですが、ここの簡易トイレはさすがに日本!ちゃんと水も流れるし、トイレットペーパーもついています。外には足踏み式ですが、手洗い場もありました。

「クルーズネットワーク」さん登場

筆者が大黒埠頭T4バースに到着して30分ほどした頃でしょうか?主催者の「クルーズネットワーク」さん一行が登場。すでに3回ほどクルーズ客船の見学会に参加している筆者はもう顔なじみです。

お土産はMSCスプレンディダのメモとタグケース、それにすでにトランクに貼ってしまいましたが、「MSCスプレンディダ」のステッカーです。

「早くに来てくださって助かります!」と言われ、「MSCスプレンディダ」のうちわを頂きました。しばらくすると見学会に参加する人たちもやってきて、資料とお土産が配られました。

ようやく「MSCスプレンディダ」見学会開始

クルーズ,MSCスプレンディダ
ようやく下船客も減ってきて、見学会開始!

どうやら見学客も集まったようで、ようやく「MSCスプレンディダ」の見学会が開始されました。

筆者たちは倉庫を出て「MSCスプレンディダ」の停泊しているところに歩いていきました。途中までテントが張られているとはいえ、灼熱の暑さ。

セキュリティーチェックで待たされて

繰り上げ当選だったので、余分に待つことに!

「MSCスプレンディダ」の入り口では、1人1人、事前に送られた書類とパスポートを照合させ、セキュリティーチェックを行っています。筆者はラッキーにも「補欠からの繰り上げ当選」だったのですが、その分、エントリーナンバーは遅め。他の人よりも待ち時間が長い結果になってしまいました。

クルーズ,MSCスプレンディダ
食料の納品。ラップでぐるぐる巻きにされて

船の横にはおびただしい数の食料品の箱が!5000人分の胃袋を支えようと思ったら並大抵の納品数ではありません。

 

いよいよ、「MSCスプレンディダ」内部に潜入!

クルーズ,MSCスプレンディダ
一歩中に足を踏み入れると、そこはイタリア!

灼熱の桟橋から船に乗り込むとそこは別世界!「Benvenuti!(イタリア語:いらっしゃいませの意)と陽気に声をかけられて、外の灼熱を忘れてしまいそうでした。

きらびやかなアトリウム

それに内装も「さすがイタリア船!」とつぶやきたくなるようなデザイン性!特に曲線を多様したデザインと色使いがたまりません。

クルーズ,MSCスプレンディダ
アトリウムの階段にはスワロフスキーが使われています!

アトリウムの階段はスワロフスキーを使ったキラキラしたもの。そのまばゆさに目を疑いました。その上を通る時はまさに「シンデレラ」の気分です。

プールのあるデッキへ

クルーズ,MSCスプレンディダ
プールもヤシの木などが配してあって、なかなか雰囲気あり!

まずはプールのあるデッキ14へ、この「MSCスプレンディダ」ではデッキの名前もラファエロ、ミケランジェロ、ダ・ビンチなどイタリアの芸術家の名前がついていて素敵です。

サンルーム状になっている箇所もあるのですが、デッキは基本的に「外」と同じなのでやはり暑いです。でも適度に風があるので涼を感じられます。

クルーズ,MSCスプレンディダ
デッキ15から大黒埠頭を臨む

デッキ14のアクアパークから1段上がったところにあるデッキ15に上がってみました。下の階と吹き抜けになっており、アクアパークもよく見渡せます。この階の船尾にはワンランク上の客室「ヨットクラブ」専用のレストランもあります。

クルーズ,MSCスプレンディダ
野外スクリーンもあります。

デッキ15からプール側を眺めるとこんな感じです。

近代的なデザインがやはり美しいです。

 

オススメの「ビュッフェレストラン外テーブル」

クルーズ,MSCスプレンディダy
混んでいるレストラン内を横目に、プールサイド横のテーブルが筆者のおすすめ!

乗客が3,000人ともなるとレストラン内はいつも混雑。そんなときにオススメなのが、ビュッフェレストランのちょっと外側にあるプールサイド脇のテーブルです。たいていどんな客船もこのような「外テーブル」が設置されています。

冷房もなく適度な自然の海風を感じることができ、快適にお食事ができます。

レストランを見学

クルーズ,MSCスプレンディダ
なんと中華レストランもあります!

この「MSCスプレンディダ」はイタリアの船なのですが、日本から上海へのルートを航行するということで、特別仕様の中華レストランも設置されています。

「いかにも」な中華コテコテのデザインでなく、イタリアらしいエレガントな中華風レストランの内装です。

これは「ホットポット」、いわゆる「火鍋」の店です。こちらは有料となります。

「パープル」がテーマのバー

クルーズ,MSCスプレンディダ
インテリア小物も注目です!

こちらはデッキ7にある「パープル」がテーマの、ジャズ・バー。このデッキ7「ティチアーノ」には、バーやラウンジ、レストランが満載です。

クルーズ,MSCスプレンディダ
レインボーな内装が素敵!

パープルな中に、きらっと光るレインボーの配色が素敵です!ガラス製のオブジェのようなシャンデリアにも注目!

 

クルーズ,MSCスプレンディダ
メイン・ダイニングはとてもゴージャス&エレガントです。

ディナーを食べるメイン・ダイニングはデッキ5と6。ブッフェレストランはデッキ14にあります。どっちを選ぶかはあなた次第!

クルーズ,MSCスプレンディダ
どれをどれだけ食べてもOK!

しかもメニューからは例えば前菜、メイン、デザートそれぞれ1品ずつじゃなくてもいいんです。メインを2品、デザート2品などでもOK!ようするに食べ放題なんです。ただしあなたの胃袋がそれを許せば、ですが。。

クルーズ,MSCスプレンディダ
ほんとうにインテリアには注目!

2つあるレストランはほんとうにエレガント!こんな空間ではカジュアル船であってもおしゃれしたくなってしまいます。

 

クルーズ,MSCスプレンディダ
なんと船内にボウリング場まであります!

なんとスポーツ・バーやボウリング場まであり、イタリアらしくサッカーやF1のユニフォームが飾ってあったり楽しい演出がありました。

クルーズ,MSCスプレンディダ
イタリア船らしくエスプレッソも飲めます

デッキ7の「パープル」の隣には、イタリアらしくエスプレッソが飲めるバーがあります。

クルーズ,MSCスプレンディダ
イタリア船の楽しみはやっぱりピザ!

それにイタリア船の楽しみといえばやっぱりピザ!デッキ6の「ラ・ピアツェッタ」では数種類のピザから焼き立てを選んで食べられるのが嬉しいです!

シアター他を見学

クルーズ,MSCスプレンディダ
段違いになっている背もたれがユニーク!

デッキ6と7の船首にある「ザ・ストランド・シアター」を見学。横幅はそれほど広くないのですが、わりに急勾配で外国のシアター感があります。

段違いになった背もたれがユニークです。

クルーズ,MSCスプレンディダ
外国のシアター感あります。

今夜のショーは「スペース・オデッセイ」だそうです。ブロードウェイ級のグレードの高いショーが開催されるようです。

「MSCスプレンディダ」を後にして

クルーズ,MSCスプレンディダ
近代的でデザイン性に溢れた、素敵な船でした。

残念ながら、今回は部屋を見ることができませんでした。いちばんグレードの高い「ヨットクラブ」には4つのカテゴリがありますが、一番安いものでも通常の内側料金の3倍ほどです。

部屋のカテゴリは、内側、海側、バルコニー、スイートとあるのは他の客船と変わりないですが、それぞれ、ベッラ、ファンタスティカ、アウレア、ヨットクラブという4つのサービスプランがあり、それぞれ料金が違います。

それらのサービスには、メインダイニングでの時間指定やルームサービス無料、ドリンク飲み放題、マッサージ1回無料、それにバトラー付きなど、サービスを選べるというユニークなものです。部屋もクラシックスタイルというよりは近代的で、デザイン性が高いので、新しいクルーズの形を求める方などに最適のクルーズ客船です。

8日間、10日間などのロングクルーズの他に、上海まで片道だけのショート体験クルーズなどもありますので、体験してみられてはいかがでしょうか?

 

 

zuenmei
  • zuenmei
  • 主にクルーズ系、旅行系ライター。最近はグルメ、美容健康、IT分野にも進出。
    world-cruise.jp, macaroni, Minto tech, Beaucyなどで執筆中!

    仕事を通じてクルーズにめざめ、外国船が着く時期には近くの港に出会いに行く「船見ちゃん」です。特にアジア方面のクルーズに興味があります!

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