2018.5「香港カイタック・クルーズターミナル」見学記

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香港・セントラル、湾仔方面を望む

クルーズデビューは国内の港でも、何度かクルーズを体験すると、外国の港から乗ってみたいと思うようになりませんか?

日本から3~4時間のフライトで行ける香港の「香港クルーズターミナル」は、そんな「外国発クルーズデビュー」に最適の港です。

ここでは、そんな「香港クルーズターミナル」への行き方やターミナルの様子をご紹介致します。

香港のクルーズターミナルといえば、尖沙咀のハーバーシティーの横にある、「オーシャン・ターミナル」、または、尖沙咀のある九龍と香港島を挟んだビクトリア湾を行き来している、「スター・フェリー」の桟橋が有名ですが、実はもうひとつ、香港には大きなクルーズターミナルがあるのです。

「カイタック・クルーズターミナル」がそれで、今回はこのクルーズターミナルの見学に行きました。

位置としては、昔、増築に増築を重ねて迷路のように膨らんだ悪評高き住居である九龍城があったところも近く、現在の空港がランタオ島にオープンする前に使っていた啓徳(カイタック)空港の跡地を利用しています。地図で見ると、ちょうど元滑走路だったところが桟橋となり、海に突き出ているのが確認できます。

茘枝角のホテルから啓徳クルーズターミナルへの道

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メイフーにある「ヘリテージ・ロッヂ」。おすすめです!

ちょうどその日は、「ゴールデン・プリンセス」というイギリスの船が着く日でした。ゴールデン・プリンセスの入港が朝7時。やはり入港シーンが見たいので、朝5時半にホテルを出ました。日本より緯度が低いせいか、朝5時半で香港はまだ真っ暗。

ホテルが茘枝角というところにあり、当然、無料のシャトルバスはまだ運行していないので丘の上にあるホテルから歩いて茘枝角駅へ。

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「ヘリテージ・ロッヂ」のアメニティーも素敵!歯磨きは「コルゲート風」(笑)

ホテルは「ヘリテージ・ロッヂ」という名前で文化施設の中にあって緑がいっぱい。茘枝角の駅まではなだらかな遊歩道になっていて、道中、体鍛えてる系のお兄さんに出会っただけ。

茘枝角の駅に到着するも、なんと地下鉄の始発はまだでした。急遽、バスターミナルへ。クルーズターミナルへの道のりがイマイチわからなかったので、まずバスでホンハムまで行くことにしました。

終点は、ホンハムの中心街を想像していたら、なんとさびれた港に到着したではありませんか。来たこともない港からどう道を繋げばいいかわからず、とりあえずタクシーに乗ります。

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シンプル&レトロな室内。USBポートがあったのがポイント高いです。

地図で見るとホンハムからカイタッククルーズターミナルまではわりに近いのですが、結構な遠さ。結局120ドル(約1600円)も取られてしまいました。

また、後で知ったのですが、観塘(Kwun Tong)と北角(North Point)の間にフェリーが出ていて、カイタッククルーズターミナルにも寄っているようです。

朝9時以降は、ほぼ30分に1本の船が出ているようですが、それ以前の時間だとカイタッククルーズターミナルを経由しないものもあるので、注意が必要です。もっとも、客船の乗船時間は午後からが多いので、午前中のフェリーに乗ることはないとは思いますが念の為です。

カイタッククルーズターミナルは元空港だったところをターミナルにしています。地図で見ると滑走路の部分が海に突き出しています。啓徳空港は悪評高き着陸の難易度が高い空港でベテランでないと、よく海に突っ込んでいたそうです。

かくしてクルーズターミナルとして生まれ変わった建物に到着。1997年に完成した香港国際空港同様に未来的なデザインの建物でした。

この香港クルーズターミナルでは、世界最大の客船である22万トン級の客船でも停泊することができるそうです。

ゴールデン・プリンセス入港中

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横浜にも数日後に寄港した「ゴールデン・プリンセス」

朝も早かったせいか、ガラーンとしていて人がいない印象。クルーズターミナルは4階建てで一番上が展望台兼公園になっています。

展望台に上がるとすでに、ゴールデン・プリンセスは入港しているところでした。かろうじて間に合いました。ゴールデン・プリンセスは 総トン数108,865トン 、乗客人数 2,600人。プリンセス系の客船には、ダイアモンド・プリンセスに乗ったことがある筆者ですが、エレガントでスタイリッシュなその姿はプリンセス系共通。上部にある人魚が髪をなびかせているマークをみると、日本人にも親しまれている船だけに、なんだかほっとします。

ゴールデン・プリンセスはゆっくりとその船体を埠頭に近づけようとしていました。できるならもっと遠くからやってくるところを見たかった。
ホテルからのルートは確認したはずなのに、地下鉄の始発がまだというのがネックでした。

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カイタッククルーズターミナルの表示掲示板

行き慣れた横浜の大桟橋とは違い、啓徳クルーズターミナルではあまり入港を見に来ている人がいません。・・・というか、不思議な腰の動きで早朝エクササイズをしているおばあさんの他は私一人。レアな外国船が入って来ているというのに、出迎えの人は皆無なのでした。香港は外国人も多く、インターナショナルが当たり前、さらに外国船の入港が当たり前すぎて客船など見に行かないのか、それともクルーズなど興味がないのか。人の乗る船など知らん、といった感じでしょうか。

一通りクルーズターミナルの見学を済ませて、ターミナルを後にします。またタクシーだと高くつくなあ、と思いきや一台のミニバスが止まっているのが目に入りました。九龍湾駅まで、なんと6ドルの安さ!ミニバスだとタクシーの何分の一の料金で行けることでしょうか?ただし、車体が小さいため、あまり大きな荷物を持って乗ると迷惑に思われるかも知れません。

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向こうにクヮントンの町並みが見えます。

行きはホンハムからタクシーだと120ドルだったのに、帰りは九龍湾からミニバスで6ドルとは、交通費の桁が違いすぎませんか?ちなみに行きも地下鉄クァントン線九龍湾駅 口から6ドルで運行しているようです。香港発のクルーズを検討している方がおられたら、翌日のクルーズにそなえて、九龍湾駅 の近くのホテルをとるのもいいですね。

緑溢れるホテル「ヘリテージ・ロッヂ」

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「ヘリテージ・ロッヂ」は高台にあるので、駅まではこのような遊歩道があります。

ちなみに筆者が泊まったホテルは、尖沙咀を通っている地下鉄チュンワン線上にある茘枝角が最寄駅でした。

香港クルーズターミナルからは遠いのですが、どうしても一度泊まってみたいホテルだったので、泊まってみることにしました。

高層ビルが林立するイメージの香港ですが、香港とは思えない自然溢れるロケーションにあり、美術館や公園なども入っている文化施設もある広大な敷地内には、6〜7棟のロッヂが建っています。

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「ヘリテージ・ロッヂ」の各棟のロビーはこんな感じのシノワズリー調。

このホテルは、元は病院だったそうですが、リノベーションをして、シノワズリーでおしゃれなホテルに生まれ変わっています。香港はもともとホテルの値段が高いことで有名ですが、ちょっと尖沙咀から離れるとグッと安くなります。この」ヘリテージ・ロッヂ」も1室1泊7000円程でした。いまや、香港の物価も上昇し、尖沙咀のホテルはほとんど1泊10000円を切る値段では泊まれなくなりました。

無料のシャトルバスが茘枝角(Laichi Kok)と美孚(Mei Foo)の駅まで行っており、10時の便は尖沙咀行きもありますので、上手に利用すると交通費を抑えることができるでしょう。日本に比べて安いと思っていた香港のタクシーですが、じわじわと値上がりして、近年ではあまり日本と変わらない値段になっています。

香港,ヘリテージ・ロッヂ
文化施設の中にある「ヘリテージ・ロッヂ」は静かなホテル。

シャトルバスは1時間に1本程度で本数が少ないので、緑溢れるロケーションはジョギングやハイキング好きな方にもおすすめ。軽く汗をかく程度にエクササイズができます。

もっとも5月〜9月の蒸し暑く日差しが強い、香港の夏場にはおすすめできませんけどね。

クルーズターミナルに最寄?「ハーバープラザ・8ディグリーズ」

香港,,クルーズ,ハーバープラザ8ディグリーズ
「ハーバープラザ・8ディグリーズ」は、入り口が傾いたデザイン。

ホテルの予約サイトで啓徳クルーズターミナルに近いホテルを探したところ、「ハーバープラザ系」の」ハーバープラザ8ディグリーズ」がヒットしました。

いまや、香港内でもハーバーグランドをはじめ、ハーバーグランド・カオルーン、ハーバープラザ・ノースポイントなど、数店舗を展開するホテルチェーンであるハーバープラザ。

この「ハーバープラザ・8ディグリーズ」はハーバープラザ系ホテルの中では若干カジュアルでリーズナブル。ロビーにいる客層を見た感じでは、東南アジア系、中国大陸系の人が多かった印象です。

お値段は、予約サイトにもよりますが、10000円以内に抑えることができる香港では貴重な存在です。しかし、ハーバープラザ・ノースポイントの時もそうでしたが、さすがに「腐ってもハーバープラザ」。老舗一流ホテルの名を汚すことはありません。ロビーは多少古さが目立ちますが、客室は綺麗でスタイリッシュでした。

 

8ディグリーズの名前がついている通り、フロントやエレベーターの入り口、レストランの入り口などが、斜めに傾いた形にデザインされているのが特徴です。慣れないうちはまともに見てしまうので、三半規管をやられます。でも滞在2日目くらいになると、目も慣れるので平気になります。

ハーバープラザのホテル全体に言えることですが、無料のシャトルバスが充実してることです。このハーバープラザ8ディグリーズの場合も、尖沙咀までシャトルバスが出ていたので、ホテルを見学だけの筆者もちゃっかりそれで尖沙咀に向かいました。

まとめ

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「カイタッククルーズターミナル」は1階に広い駐車場があります。

ここでは、アジアのクルーズのハブとも言える「香港クルーズターミナル」への行き方とその様子、また、クルーズターミナル近隣ホテルである、「ハーバープラザ・8ディグリーズ」についてご紹介しました。

香港クルーズターミナルへは、観塘(Kwun Tong)と北角(North Point)から、クルーズターミナルを経由する形でフェリーが出ていますので、クルーズの前泊で宿泊する場合は、下町風情の残る北角あたりにホテルを取るのもいいかな、と思います。

空港からだと、エアポートエクスプレスに乗ると無料で乗れるバスがハーバープラザ系ホテルだとたいてい止まりますので便利だと言えます。

zuenmei
  • zuenmei
  • 主にクルーズ系、旅行系ライター。最近はグルメ、美容健康、IT分野にも進出。
    world-cruise.jp, macaroni, Minto tech, Beaucyなどで執筆中!

    仕事を通じてクルーズにめざめ、外国船が着く時期には近くの港に出会いに行く「船見ちゃん」です。特にアジア方面のクルーズに興味があります!

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