2017.9.9ダイヤモンド・プリンセス乗船ダイアリー※5日目・サハリン・コルサコフ※

乗船して5日目がやってきました。
寝る前に時計を1時間進めて寝たので、日本よりは2時間進んでいることになります。日本近海を航行してるのに、千島列島やサハリンに寄港するため、出国手続きをしたり、入国手続きをしたり、時計の針を進めたり、と不思議な感覚。
出国手続きは指定の時間に指定の船内の場所に行くことで行われます。日本人の場合はただ通り抜けてクルーズカードをチェックするだけで終了しますが、外国人は長蛇の列。ロシアの入国審査、厳しそうです。

この所、3泊4日以上の旅行はしたことがない筆者にとって、それ以上の日数の旅行をするのは10数年ぶり、いや、生涯初かも。

船は千島列島、択捉島の脇を通って北上し、ついにロシア、サハリンのコルサコフに到着しました。

コルサコフは事前に写真を見ていましたが、それほど大きな港ではなく、タンカーなどが泊まっているような港。客船は停泊できないので、沖に錨を下ろし、そこからはテンダーボートで上陸します。

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テンダーボートでサハリンに上陸!

このテンダーボートが不安要素の一つで、はしごを渡るのではないか、船は揺れて酔うのではないか、などと心配がいっぱいでした。

コルサコフでのエクスカーション(オプショナルツアー)は3パターンあり、港のあるコルサコフ周辺のツアー、ユジノサハリンスク(旧豊原)までのバスツアー、または電車ツアーでした。

実は、本当はユジノサハリンスクへの電車ツアーを希望していたのですが、筆者が申し込んだところ、すでに予約で満杯、コルサコフ散策ツアーしか予約できませんでした。あとで知ったのですが、このエクスカーションは出発の2ヶ月前からプリンセス・クルーズのHPから申し込みができるそうで、それには予約番号が必要だということです。

サハリンへのツアーはとても人気があって、ユジノサハリンスクのツアーはすぐにいっぱいになってしまうとのことでしたが、船に乗船してから聞いてみるとキャンセルが出ていたそうです。行った人の話によるとユジノサハリンスクはさすがに旧首都だけにいい街だったとのことで、なお一層、悔しさがつのりました。

コルサコフへの上陸は朝早く7時前に指定されたバーに集合。それから4階の下船ポイント「ギャング・ウエイ」へと向かいます。ギャング・ウエイには凛々しい制服を着た、ロシア人らしきオフィサーが立っていました。心配されたテンダーボートも、それほど段差もなく、楽々乗船できました。

約10分ほど走ったでしょうか。ついにコルサコフに上陸。母は10歳までをサハリンで過ごしたので、実に80年振りの上陸です。
何台かのバスに分乗し、高台からアニワ湾を一望できる場所から船が浮かんでいる様子を眺めたあと、文化センターへ。

しかし文化センターへは険しい角度の階段が見えたため、一緒に上陸した母が早くもリタイア宣言。地元のバス停のベンチで休んでいることとなりました。せっかく生まれ故郷の土地を踏めたと言うのに、なんということでしょう。仕方なく筆者は一人で参加することに。

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「ギャングウエイ」という名前の乗船口

文化センターでは、トイレをめがけて殺到する人が続出でしたが、なんと和式の簡易トイレでおまけに鍵がかかっており、係の人がやっと鍵を取りに行って扉を開けると、塩ビ製の煙突と大きな木片が中に横たわっていました。

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文化センターのトイレはなんと外!

誰もそれをどけようとしないため、一肌脱いでそれを果敢にも外に取り出した筆者。貴重なサハリンでの思い出となりました。

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マトリョーシカのキーホルダーがおすすめ!

文化センターでは、地元の人がバザーのような売店を出しており、マトリョーシカの人形やはちみつ、キッチンタオルなどを販売。なかなか可愛いマトリョーシカのキーホルダーを購入しました。これは200円と安いのでお土産におすすめです。

ホール内では、ロシアの踊りをやっていました。カラフルできらびやかな衣装、コサック調の踊りもみごとでしたが、何だか落ち着いて見ていられませんでした。やはり気にかかるのは、生まれ故郷とは言え、異国の地のバス停で一人待っている母のことです。

さぞかしぽつねんと待っているのだろうな、と思うといたたまれなくなり、ショーの途中で抜けて母のところへ行ってみました。

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地元のバス停にいたまったりした猫!

すると地元の猫と一緒に遊んでいました。
猫がいたおかげで、素晴らしいショットが撮れました。

そんなこんなで、筆者のサハリンでの思い出は、トイレの塩ビパイプと木片搬出と、マトリョーシカのキーホルダー、きらびやかなロシアダンス10分鑑賞、そして猫と地元のバス停で遊ぶ母、となりました。

数々の思い出を乗せて1時間半後にはまたテンダーボートに乗り、船に帰着しました。

ダブルZUMBA!

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今日はW(ダブル)ZUMBAの日!

今日はなんと11:30と14:45分の2回、ZUMBAダンス教室が行われる日。どちらも場所は7階後方の「クラブ・フュージョン」です。

一回目は前にも教えていただいたリン先生とユリカ先生。リン先生は日本のサンリオ・ピューロランドでダンサーもしていた人で、とにかくZUMBAの振り付けもパワフル。元気をもらえますが、真似して踊ろうものならたちまちエネルギーを消耗してしまいます。今日はWZUMBAの日なので、少しエネルギーをセーブしなくては!と思いつつ、やはり真似をしてしまいます。

ユリカ先生はまだ若い日本人女性で、にこやかでしなやかな踊り。とっても踊りやすく教えてくれます。知っている曲が多くて、嬉しかったですがそれだけにこちらの振りも大きくなります。

2回めZUMBAのリョウタ先生は、愛媛県出身なんそう。男性ならではの軽やかなダンス。こちらはあまり知っている曲はありませんでしたが、踊りやすかったです。

ZUMBAは月に一度、インストラクターの元にCDが送られてきて、DVDで基本となる振り付けを覚えるんだそう。それはインストラクターによってアレンジ可能なので、もととなっている振り付けは全世界共通なのです。世界中の人がほぼ同じ振り付けで踊っているかと思うとなんだか感慨無量です。

デッキで日光浴&ちょっとお仕事

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日当たりのいいデッキで休憩&お仕事!

あっという間に午後も過ぎていきました。前日まで天気が悪かったので、今日は貴重な晴れ間です。船はまだサハリン沖に停泊しています。

サハリンでこんなに晴れてよかった!ユジノサハリンスクまで足も伸ばせず、コルサコフでトイレの煙突と木片を片付け、マトリョーシカを買って、猫と戯れただけではあまりに虚しいサハリン訪問となりましたが、こんなにも快晴なのがせめてもの救いだ、とプールがあるデッキに行ってみることにしました。

プールから一段上がった15階のデッキは太陽がさんさんと輝いていますが、照りつけるような感じではなく、あきらかに「北の太陽」です。

午後の柔らかな光の中でしばらくデッキチェアーに横になりくつろいでいました。思えば出発日までは仕事で忙しく、ギリギリまで仕事をしていました。

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沖にサハリンを臨む

旅に出るからと言い残して居なくなっても、お仕事を待っていてくれるありがたいクライアントさんなのですが、釧路で停泊している時にメールチェックして返事を書いていなかったので、ちょっとお仕事のメールを書きためていました。一応小さいパソコンと大きなキーボードも持参しましたが、まったく使わず、スマホ用のキーボードを使いました。今はとても便利な折りたたみ式キーボードがあるので、筆者のような職業だと助かります。

でも、ここはサハリンなのですぐには送信できません。そういえば、部屋のテレビも電波の悪いところを走っているためか、昨日あたりから映らなくなっています。衛星アンテナは微妙な電波の入り具合で、すぐに映らなくなってしまいます。

クラブラウンジへの招待状

diamond princess, invitation
なんと、クラブラウンジの招待状が!

昨晩なぜか、「クラブラウンジへの招待状」なるものが我が部屋に舞い込んできました。ペーペーの窓側部屋なのに、なぜクラブラウンジ?おそらく部屋番号の見間違いだと思いましたが、面白そうなので行ってみることにしました。

場所は18階の「スカイウォーカーズ・ナイトクラブ」通常は夜遅く、DJなどが入って盛り上がる場所のようですが、夕方のディナーの前にはクラブラウンジとして軽いおつまみなどがいただける場所になっているのです。

ナイトクラブは後方に位置するため、後方のエレベーターに乗ります。
しかし、エレベーターのボタンは16階までしかありません。戸惑っていると船のスタッフが教えてくれました。あとはエスカレーターで上がるのだと。
まさか船の中にエスカレーターまであるとは知りませんでした。

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なんちゃって寿司が食べ放題!

クルーズ中を通して、このナイトクラブでは、クラブクラスの人のディナー前軽食を提供しているようです。
おそるおそる招待状を見せると、特にクルーズカードと照合することもなく、席に案内されました。

案内された席は船の後部にあり、海が見渡せました。回りはなんだかセレブな雰囲気の人だらけ。フォーマル・デーでもないのに、フォーマルないでたちです。スタッフに「フォーマルじゃないといけないの?」と聞くと「気にしないで」との答え。なんだか気持ちが楽になります。

クルーズ中を通していろいろなおつまみを提供してくれるのですが、ドリンクだけは有料のよう。まだ早い時間なのでクランベリージュースをオーダーします。なんだか甘酸っぱくて美味しい!それに、外国の香りのする寿司やチーズ。招待カードの見間違いのおかげで、ミスマッチで不思議な時間を過ごさせて頂きました。

zuenmei
  • zuenmei
  • 主にクルーズ系、旅行系ライター。最近はグルメ、美容健康、IT分野にも進出。
    world-cruise.jp, macaroni, Minto tech, Beaucyなどで執筆中!

    仕事を通じてクルーズにめざめ、外国船が着く時期には近くの港に出会いに行く「船見ちゃん」です。特にアジア方面のクルーズに興味があります!

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